◆3室型電解生成水の特性

3室型電解生成水には高酸化水(酸性という表現は使っていません)と高還元水があります。
高酸化水は主に殺菌を目的とし、高還元水は 洗浄を目的として使用されています。一般的に電解水と言えば、2室型で生成されたアルカリイオン水と原水に食塩を直接添加して生成された強酸性水を 思い浮かべる方が多いと思います。この場合のアルカリイオン水は主に飲料用、また強酸性水は殺菌用として使用されています。
3室型電解システムになると、電気分解の技術として極限まで電解効率を高めているため、従来の電解水の特性とはかなり違ってきます。単純にpHだけでは表現や説明が難しくなり、用途に応じた電解水の生成が可能になってきます。
また薬品と違い残留性がないため、浸漬する量と浸漬時間、使用方法などで有効性に違いが生じます。使用目的などを十分考慮した水の生成が重要となります。

1)医療用具などの洗浄・殺菌

内視鏡などの医療器具は、単に殺菌だけではなく、洗浄が重要な役割を持っています。3室型電解システムによる高還元水でタンパク質・脂質・血液などを分解し、エンドトキシンの除去を行った後に高酸化水による殺菌を行うことが肝要です。

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高還元水による内視鏡洗浄のイメージ


1.使用後の内視鏡を高還元水で約5分間、流水下で手洗い洗浄します。●高還元水を流すと内視鏡表面にOH-が結合し、粘液、菌、血液は剥がれる。
高還元水は、ムチンの粘調性を低下させ、粘液などを洗い流す。

2.次に高酸化水で約1分間、流水下で手洗い殺菌します。

3.最後に高還元水を約1分間流します。

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